完全に日記を書いていなかった。しかし忘れていたわけではない。単に忙しかったのだ。ラッシュで行くぜ。

2022-06-04

金曜日は帰宅が遅くなったにも関わらず深夜までDiscordでどうでもいい通話をしていて、すごい時間まで起きていた気がする。そして多めに眠剤を飲んで寝たのはいいけど、すっきりと午前中に目が覚めた。おかしな話だ。

これは本当に困ったことで、長時間ねむれないせいで夕方くらいには眠くてしょうがなくなっている。眠剤を増やしても目が覚めてしまうのならどうすればいいのか。

肩が痛いので整骨院に。肩が痛いと言ったのに、なぜか首をやってもらう。肩も治る。

ろいくんから連絡があって吉祥寺へ。「マッサージしてる人を待って時間を潰すなんて、えらい人をお出迎えするみたいだ」と言われる。特に用もなく呼び出されただけなので、とりあえず古着を見に行って、いかにもジェントルマンなカーディガンをみつけた。カーディガンについてはずっと「軟弱で軽薄。男の中の男が身につける布ではない」という一貫した男根思想をもっていたのだけども、試着してみたらアラいいじゃない。買った。

ナンバさんと方便フェスティバルを開催する流れになっていたので、書店にいって新書を買う。

ろいくんと、タイっぽい雰囲気を出しているのになんだかんだ創作和食みたいなよくわからんメシを出す居酒屋で飲みつつ、解散。

私だけソロで映画を観に行ってガンガン寝る。合間合間に入ってくる映像が「どうもこの映画、メチャクチャおもしろいぞ。眠いから何もわからんが」という感じで、これは以前もやった奴。この映画、もっかい見に来るだろうな〜と確信したので素直にガン寝した。

2022-06-05

あさがさんと江永さんと香水を嗅ぎに行く。「バーニング バーバーショップ」という香水を嗅がされたんだけども、まさかここまでタイトルそのまんまな香りと思わずビビる。床屋が火事だよ。

今回の集いは香水と画集。あさがさんの持っている画集を見せてもらうために喫茶店を探すも、コロナ自粛はすっかり明けて、街は鬼混み合いの様子だった。喫茶店を探しながら街を歩いているとあさがさんが「プリクラが撮りたい」というので、おじさんの風格を醸し出しながらプリクラを撮る。何十年ぶりかわからないが、プリクラの進化にビビる。

なんとか喫茶店に入れたのであさがさんの持ってきたロバート・メイプルソープの写真集とルフィーノ・タマヨの画集を鑑賞する。ロバート・メイプルソープ鑑賞では当然、江永さんのクィア理論が炸裂、ルフィーノ・タマヨではあさがさんの油絵知識が炸裂して非常におもしろい会だった。

ルフィーノ・タマヨはメキシコの画家。あさがさんが衝動買いした画集で、三人とも全然しらない。画集もスペイン語なのでなにもわからない。それでも眺めていると色々と話が膨らんでいく。コンセプトに則った画集を読み切る(言語がわからないので眺め切るだが)と、そこに描かれているものがそれなりにわかる。

イカをたくさん描いている。メキシコの国旗は緑と白と赤。このスイカはメキシコの国旗をイメージしているのかな。時代的に革命を体験しているから国家はモチーフにあるよね。そしてモチーフには二人の人物と、妻が多い。画集の最後を飾る絵は二人に子を足した、家族。

あとで調べたところ、メキシコの国旗は、緑が「民族の運命、国民の希望」、白が「カトリックの純粋」、赤が「国に殉じた愛国者の血」を表しているらしい。ルフィーノ・タマヨの絵にはメキシコの伝統的宗教感、宇宙っぽいモチーフが多い。メキシコのカトリックがスペイン植民地時代に押し付けられた宗教観であることと併せて考えると、スイカを構成する緑・「黒」・赤に意味を見出してしまう。

私が「和でも洋でもないものが食べたい」、江永さんが「タンパク質と脂が食べたい」というので、トルコ料理を食べに行く。江永さんのルーツを聞いたり、あさがさんの持ってきた香水を嗅いだり、大学生活の話をヒアリングして、解散。

なかなか充実した週末だった。